彼と恋のレベル上げ（10/6おまけ追加）

《ログイン完了です》



フトモモ天使：　こんにちは^^

マッド：　ちわー

CUBE：　わー



いやいや、キューブさん。
『わー』ってそれ略しすぎでしょ。
すでに挨拶になってないから……



フトモモ天使：　さすがにお休みの日は人少ないですね

CUBE：　んー休みの日っていうか。
たぶん昼間だからかな。

マッド：　あーそうかも　うちって真夜中に活動する人多いからなー



確かに、みんな仕事してるから夜ログインするのはわかるんだけど。

このギルドの場合深夜零時以降のほうが人が多かったりするみたい。



マッド：　まー俺はそんな時間は寝てるけど

CUBE：　大丈夫。ベスも０時にはいつもいないｗ

マッド：　またベスって呼んだら怒られるぞ。リズって呼んでってｗ

CUBE：　いやいや、ここ日本だし。
リズとかわけわからん。



全くです。
この世界ってけっこう不思議ちゃんも一杯いて。
今いないけど、エリザベスさんって人はお嬢様キャラを装っている。
見えない世界だからこそ違う自分になりたいんだろうけど、リズって言われてもねぇ。



フトモモ天使：　私も健全組です^^

CUBE：　だね



休みの日にゲームしてるのが健全かは置いておいて。
とりあえず今日もがんばってレベル上げ。



フトモモ天使：　あ。PT組んでもらってもいいですか？^^

CUBE：　あんま狩りしないけど、それでもいいなら

フトモモ天使：　はい。全然大丈夫です^^

CUBE：　ほい

フトモモ天使：　よろしくです^^



よし、今日もPT確保できたし、新しい狩場へ行ってみようっと。

新しい狩場でしばらく狩りをした。

けど。
なんだろ。
なんか物足りない。

キューブさんとマッドさんは、大体何か他の事をしながらログインしていることが多くておしゃべりとかはしない。

挨拶して以来全くギルチャが流れていない。二人とも、パソコンの前にいるかどうかさえ謎。

そういえば、いつもは雪姫さんが色々話しかけてくれてたっけ。

…………。

なんていうか静か。

狩りしながら話をするなんてこと出来ないから話しかけるわけにもいかなくて。

でも誰かに話をしてて欲しいなんてこと、思ってたりする自分。

誰か来ないかなぁ。