キミは俺のモノでしょ
「永浜くん!!」
「ん?」
「やっぱり、追いかけよう!!」
わたしは永浜くんの手首を掴み、教室を出た。
廊下に出てしばらく歩いているうちに自分がすごいことをしてしまったとハッとして手を離したら、「うらら、案外行動力あるな。ビビるわ」と永浜くんが笑った。
「ごめん……でも、仲直りして欲しくて」
「するよ」
「え?」
「言われなくても、する」
「良かったぁ……」
「俺、ほんとは知ってる」
「え?」
「柏木が努力してること」
「!!」
「好きなときに好きなもん食ってるように見えてあいつ、夜の20時以降は絶対になにも口にしないし」
「そうなんだ……」
「筋トレだってしてる。腹まわりを引き締めたいとか言ってたっけ」
知らなかった。わたしだって、架里奈の友達なのに。
「ん?」
「やっぱり、追いかけよう!!」
わたしは永浜くんの手首を掴み、教室を出た。
廊下に出てしばらく歩いているうちに自分がすごいことをしてしまったとハッとして手を離したら、「うらら、案外行動力あるな。ビビるわ」と永浜くんが笑った。
「ごめん……でも、仲直りして欲しくて」
「するよ」
「え?」
「言われなくても、する」
「良かったぁ……」
「俺、ほんとは知ってる」
「え?」
「柏木が努力してること」
「!!」
「好きなときに好きなもん食ってるように見えてあいつ、夜の20時以降は絶対になにも口にしないし」
「そうなんだ……」
「筋トレだってしてる。腹まわりを引き締めたいとか言ってたっけ」
知らなかった。わたしだって、架里奈の友達なのに。