キミは俺のモノでしょ
ひとけのない廊下にやってくる。
架里奈は果たしてどこへ行ったのか……。
「屋上行ってみない?」
「あ、うん」
「行ったことねーけど。入れたりするのかな」
屋上へと続く階段を一緒にのぼり始める。
「ねぇ、永浜くん」
「ん?」
「どうしてあそこまで言っちゃったの……?」
努力してること、知ってるのに。
「どうしてもバカにされたくなかった。俺の……」
永浜くんの言葉が、一瞬途切れたけれど
そのあとまた、口を開いた。
「俺の、夢のこと」
「……夢?」
「誰にも話してない。ほら、俺って努力とか似合わないキャラじゃん?」
「??」
「適当に生きてなんとなく成功してるイメージあるのに、いきなり『実はマジで叶えたい夢がある』なんて言えねーよ」
架里奈は果たしてどこへ行ったのか……。
「屋上行ってみない?」
「あ、うん」
「行ったことねーけど。入れたりするのかな」
屋上へと続く階段を一緒にのぼり始める。
「ねぇ、永浜くん」
「ん?」
「どうしてあそこまで言っちゃったの……?」
努力してること、知ってるのに。
「どうしてもバカにされたくなかった。俺の……」
永浜くんの言葉が、一瞬途切れたけれど
そのあとまた、口を開いた。
「俺の、夢のこと」
「……夢?」
「誰にも話してない。ほら、俺って努力とか似合わないキャラじゃん?」
「??」
「適当に生きてなんとなく成功してるイメージあるのに、いきなり『実はマジで叶えたい夢がある』なんて言えねーよ」