キミは俺のモノでしょ
「お兄ちゃん……」
「いつまで俺のことお兄ちゃんって呼ぶの?」
「え、だって、」
「一生?」
「そりゃあ」
「思ってないのに?」
「そんなこと……! ちゃんとわたし、お兄ちゃんのこと、お兄ちゃんって……」
「思ってないでしょ」
「思ってる……」
「思うな」
「!」
「俺はお前の兄にはなれない。永遠に」
そんなことないもん。
わたしはお兄ちゃんの妹だ。
たとえ血が繋がっていなくても。
お兄ちゃんが歪んでいても。
「うらら。ご褒美にひとつ、いいこと教えてあげる」
「え?」
「兄妹ってのは……」
兄の顔が近づいてくる。
「ちょ……」
「こんなことされて、そんな顔しないんだ」
「!」
「うらら、俺から妹として見られてないこと気にしてるみたいだけど。自分自身が俺のこと兄として見れなくなっちゃってることに気づいてないでしょ?」
「いつまで俺のことお兄ちゃんって呼ぶの?」
「え、だって、」
「一生?」
「そりゃあ」
「思ってないのに?」
「そんなこと……! ちゃんとわたし、お兄ちゃんのこと、お兄ちゃんって……」
「思ってないでしょ」
「思ってる……」
「思うな」
「!」
「俺はお前の兄にはなれない。永遠に」
そんなことないもん。
わたしはお兄ちゃんの妹だ。
たとえ血が繋がっていなくても。
お兄ちゃんが歪んでいても。
「うらら。ご褒美にひとつ、いいこと教えてあげる」
「え?」
「兄妹ってのは……」
兄の顔が近づいてくる。
「ちょ……」
「こんなことされて、そんな顔しないんだ」
「!」
「うらら、俺から妹として見られてないこと気にしてるみたいだけど。自分自身が俺のこと兄として見れなくなっちゃってることに気づいてないでしょ?」