キミは俺のモノでしょ
「雅くんは、絶叫系平気なの?」
「うん」
「さすが。っていうか、雅くん、怖いものある?」
桜井さんのこと、兄はどう思ってるんだろう。
学校ではあんな風に毎日アタックされているのかな?
「あるよ。俺だって怖いものくらい」
「え。なになに?」
「内緒」
出た。甘いマスク。
さっきまでポーカーフェイス気味だった兄が、桜井さんに優しく微笑みかけた。
「えーっ。教えてよぉ」
そういう桜井さんはとても嬉しそう。
あれが、恋する乙女ってやつなんだね。
架里奈だって永浜くんの前ではどこか乙女になるし。
恋すると可愛くなるよね。
いや、桜井さんも架里奈も元から可愛いけど、なんていうか余計に。
「俺の弱み握って……どうするの?」
「っ!!」
兄がニヤッと少し意地悪に微笑んだとき、桜井さんの目がハートマークになる。
「うん」
「さすが。っていうか、雅くん、怖いものある?」
桜井さんのこと、兄はどう思ってるんだろう。
学校ではあんな風に毎日アタックされているのかな?
「あるよ。俺だって怖いものくらい」
「え。なになに?」
「内緒」
出た。甘いマスク。
さっきまでポーカーフェイス気味だった兄が、桜井さんに優しく微笑みかけた。
「えーっ。教えてよぉ」
そういう桜井さんはとても嬉しそう。
あれが、恋する乙女ってやつなんだね。
架里奈だって永浜くんの前ではどこか乙女になるし。
恋すると可愛くなるよね。
いや、桜井さんも架里奈も元から可愛いけど、なんていうか余計に。
「俺の弱み握って……どうするの?」
「っ!!」
兄がニヤッと少し意地悪に微笑んだとき、桜井さんの目がハートマークになる。