キミは俺のモノでしょ
今日は、色んなことがあったなぁ。
思い出すとドキドキするようなことばかり。
友達と遊園地をまわって。
航太くんに好きって言われて。
兄に、ほっぺにキスされて……。
架里奈、わたしに『キスした?』って聞いてきたよね。
なんであんなこと聞いてきたのかな。
いくら血が繋がっていないにしても兄妹でキスはおかしいのに。
……おかしいのに。
『唇にして欲しかった?』
「……っ、そんなの、おかしいよ」
――ガタンッ
電車がカーブにさしかかる。
隣でスヤスヤ眠る兄が、重力のままに、わたしに寄り掛かってきた。
「ちょっと……」
わたしを潰す気か。
「……まあ、いっか」
兄の身体にわたしも寄り掛かり、そのまま電車に揺られ、眠りについた。
思い出すとドキドキするようなことばかり。
友達と遊園地をまわって。
航太くんに好きって言われて。
兄に、ほっぺにキスされて……。
架里奈、わたしに『キスした?』って聞いてきたよね。
なんであんなこと聞いてきたのかな。
いくら血が繋がっていないにしても兄妹でキスはおかしいのに。
……おかしいのに。
『唇にして欲しかった?』
「……っ、そんなの、おかしいよ」
――ガタンッ
電車がカーブにさしかかる。
隣でスヤスヤ眠る兄が、重力のままに、わたしに寄り掛かってきた。
「ちょっと……」
わたしを潰す気か。
「……まあ、いっか」
兄の身体にわたしも寄り掛かり、そのまま電車に揺られ、眠りについた。