キミは俺のモノでしょ
「どうせ問題用紙見た瞬間怖じ気づいて、頭が真っ白になったんでしょ」
な、なんでそれを。
「こんなのなんにも難しいことじゃないんだよ?」
ほんとかなぁ。
わたしには公式が暗号に見えるよ。
「……覚えてみる。チェックしてもらったとこ」
「そのスカスカな頭にどのくらい詰められるか見物だね」
スカスカとか言わないでっ……。
「一年のうちから留年したら笑える」
笑えません。
でも……
「ありがとう、お兄ちゃん」
わたしの勉強をサポートしようとしてくれるなんて思わなかったから、嬉しい。
「別に。先生に約束した手前、なんにもしないわけにはいかないからね」
「それでも。ありがとう」
「お礼言う暇あるならさっさと勉強すれば」
な、なんでそれを。
「こんなのなんにも難しいことじゃないんだよ?」
ほんとかなぁ。
わたしには公式が暗号に見えるよ。
「……覚えてみる。チェックしてもらったとこ」
「そのスカスカな頭にどのくらい詰められるか見物だね」
スカスカとか言わないでっ……。
「一年のうちから留年したら笑える」
笑えません。
でも……
「ありがとう、お兄ちゃん」
わたしの勉強をサポートしようとしてくれるなんて思わなかったから、嬉しい。
「別に。先生に約束した手前、なんにもしないわけにはいかないからね」
「それでも。ありがとう」
「お礼言う暇あるならさっさと勉強すれば」