俺様野郎とパシリなあたし
「あんた、そのプレゼントが嫌がらせだと思ってんの?」
「え?…うん」
あたしが頷くと、ちいちゃんはため息をついた。
え、だってこれ、嫌がらせ以外に何があんの?
毎日こんなに積み重ねられたら、嫌がらせにしか感じないよ。
「ちい、明菜はダメだ。前代未聞の鈍感だ」
「そうだねトモ」
「ちょっと、どういう事?あたしにも教えてよー」
二人だけ納得してずるい!
あたしがふて腐れていると、教室が騒がしくなった。