俺様野郎とパシリなあたし






イライラのおさまらない中。


「水沢さん、ちょっといい?」


突然落とされた言葉に視線を合わすと、笑顔の男の子が立っていた。


えっと確か…この人は、クラスが一緒の加山くん。


サラサラの短髪は、サッカー少年の加山くんにぴったりだ。


あんまり、と言うか…しっかり話すのはこれが初めて。


だけど、加山くんみたいな人気者が、何であたしなんかに?







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