俺様野郎とパシリなあたし






二人の声を聞き、委員長が静かに頷く。


「そうね、この二人を主人公にするだけで、かなりの客が集まるだろうし…皆、いいかな?」


委員長の言葉に、クラスの全員が賛成した。


――――――――――…★


と、まぁ…こんな感じで決まってしまったらしい。


その事実を知ったのは、あたしが目覚めて十秒後。


すぐに蓮を叩き起こしたのだけど…


寝起きの悪い蓮は「俺の睡眠妨げるなって言ったよな?」


と、かなり不機嫌な様子で、それどころじゃ無くなった。






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