俺様野郎とパシリなあたし
「こ、こ、ここはどこなのかしら?」
……って!いきなり噛んじゃったよ!!
前を向くと、ちいちゃんは「何やってんのよバカ」と言いたげな表情。
「明菜姫、あなたは悪い女王に騙されて眠っていたのです。」
「あなたは?」
「私は隣の国の王子です。あなたはとても美しい。姫、ずっと私の傍にいるんですよ」
……うわぁ…さっむい台詞。
なんて、肩を震わせていたあたし。
だけどそんな事思っているうちに、次の台詞はあたしの番。