俺様野郎とパシリなあたし






あぁ、そうですか。


蓮が気になってたのはそこなんですか?


「バカ蓮!」


あたしは拾い集めたビラの固まりで蓮を叩いた。


真っ赤になってるのが自分でも分かる。


「…んだよ、本当の事言っただけだろ?」


「いってぇな」と頭を押さえる蓮に、殺意が芽生えそう。


数年後、あたしが殺人鬼になってないようにと、少し本気で心配した。






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