俺様野郎とパシリなあたし






もぉー!鼻痛い!!


「ごめんね?」


鼻を押さえて悶絶していると、上から声がかかった。


甘いハスキーボイス。


耳をくすぐるその声に、不覚にも執事的な人なんだと想像してしまった。


だけど…


「うっわぁ、この子超美人じゃね?」


顔を上げたあたしの目に映ったのは、目が痛くなる程の金髪少年。


…というか、ヤンキー少年。


普通、特攻服で学園祭来るか?






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