俺様野郎とパシリなあたし






すると彼の顔はパァっと明るくなって…


「そうなの?じゃあ一緒に写真撮ってよ!」


携帯を取り出して、あたしの肩を抱いて来た。


だけど…


「気安く触んないでよ!」


いつものクセで、彼の腕を突っぱねてしまった。


あぁ…あたしってば。


またやっちゃったよ…


「ご、ごめんなさい…」


咄嗟に謝ってはみたけれど、きっと怒ってるだろう。


そう思って、恐る恐る顔を上げた。








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