俺様野郎とパシリなあたし






でも……


「俺こそごめんね?急に触ったりして…写真撮れると思ったら、嬉しくて」


そこにいる彼は優しく笑っていて…


「あ、あたしこそ、本当すみません。写真…撮ります?」


同じように笑顔になった。


…この人、ヤンキーのくせに紳士だよ。


本気でそう思った。


「じゃ、撮るよ?」


紫の特攻服を来た人が、携帯を構える。


あたしはピースを作ると微笑んだ。







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