俺様野郎とパシリなあたし






あたしが姿を表した瞬間、体育館がどよめいた。


やっばぁ…みんな目、見開いちゃってるよ。


やっぱりセーラーにルーズソックスなんて、あたしには似合わないんだ。


一人落ち込む中、投票が行われる。


「…やっぱり、来てないか」


その間、無意識に蓮を探している自分がいた。


だけど、いくら探しても見つからない。


いや、こんな人数の中蓮一人を見つける自体、不可能に近いんだ。






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