俺様野郎とパシリなあたし






「一人でこれだけ運ぶなんて大変だね。手伝おうか?」


あたしが顔を覗かせ聞くと、彼は迷っている様子。


「はい、それじゃ一緒に…」


「いらないってさ」


暫く迷った後、やっと彼が口を開いたかと思えば…


蓮が見事にデカイ声で遮ってしまった。


「ちょっと、蓮に聞いてるんじゃな――…きゃっ!」


かと思えば、喋っている途中のあたしの事も邪魔する蓮。







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