俺様野郎とパシリなあたし






「………蓮?」


“?”を付けてみたけれど、それは確信に近かった。


だって、これほど怖いくらいに整った顔立ちは…そうそう見かける事はない。


何より、その銀髪男の隣にいる、金髪男…


もとい、新橋 優悟の存在が、それを決定付けていた。


「あぁ、懐かしいー!」


あたしの声に反応したちいちゃんが、そう言いながらピッと写真を奪った。


短く声を漏らしたけれど、手にはもう写真がない。






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