俺様野郎とパシリなあたし






「ぎゃっ…て、俺は化け物か」


一種の化け物だよ、君は…


喉まで出かかった言葉を飲み込んで、蓮に視線を向ける。


「あ、あんた、族あがりって本当なの!?」


持っていた写真を、目の前に突き出す。


さぁ、薄情しなさいっ!


気合い満々に聞いたのはよかったのだけれど…


「それ見たら分かるだろ普通」


キィー―ッッ!ムカつくッ!!


バカにされちゃいました。






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