俺様野郎とパシリなあたし

4.記憶の片隅







―――――――――…☆


「あーちゃん、着いたらここ行こうよ!ほら、ここ!」


優悟がパンフレットを指差しながら、あたしの顔を覗く。


「あぁー!マジでうっぜーなぁ優悟!!」


蓮はそんな優悟に向かって、言葉を吐き捨てる。


…そして、二人して暴れる。


さすがに、あたしも黙ってられません!


プチンと脳の血管が限界になり、切れてしまった。


「あんた達っ!バスん中で暴れんじゃないよ!!」







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