俺様野郎とパシリなあたし






もぉ、やだこの子。


「ん〜…」


目の前にいる裸の俺様は、気持ち良さそうに夢の中。


目を閉じてると、まつげがやたらと長いことに気がついて、ちょっと羨ましく思ってしまう。


「ふぅ…」


と、短くため息を吐いた時だった。


……え?


ゴロンと寝返りを打った蓮の手がお腹から外れて、あたしの胸へと移動した。


「な……」


途端に、顔が真っ赤に染まる。






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