俺様野郎とパシリなあたし
Level★4
1.夏の太陽
「何であたし…こんな事になってるの?」
ガタンゴドンと音を立てる電車の中。
あたしは、頭を抱えながら呟いた。
「優悟の部屋だけは行きたくねぇー!」
「はぁ!?何でだよ!」
「死ぬほどきたねーかんな!地獄だ、ありゃ」
あたしの両端では、二人の男子が変な口論を続けていて。
目の前に見える窓からは、物凄いスピードで、外の景色が流れている。