俺様野郎とパシリなあたし






く、苦しい…


「ちいちゃん…吐く」


「…!?」


あたしが口を押さえると、素早く離れたちいちゃん。


そんなちいちゃんにため息がでそう。


「今、家に誰もいないんだ」


笑顔混じりで言った言葉に、皆の動きが一旦止まった。


そんな姿を見て、慌てて手を振る。


「や、やだな、そんな深刻そうな顔しないでよ。ただ、今ちょっと訳があって、あたしの家族海外にいるんだ」






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