俺様野郎とパシリなあたし
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「ここが…蓮と優悟の実家?」
「「うん」」
二つの似たような家の前、呟いたあたしの声に、二人が揃って答えた。
「んで、俺ん家がこっち」
蓮が右の家を指差す。
「あ、ちょっと待って…」
さっさと歩いて家へと近づく蓮の後を、慌てて追った。
…もう蓮ってば、あんたに放っておかれちゃ、あたしはどうしたら良いのよ?
まったく…勝手に連れて来て、放置しないでよね。