俺様野郎とパシリなあたし
そして、次に目を向けられたのは、あたし。
「うっそぉっ!蓮、蓮、蓮、蓮れー――ん!この美少女は誰!?まさか蓮の彼女!?」
案の定といった形で、勘違いし始める蓮のお母さん。
「なっ!ち、ちげぇ!」
普通に返せば良いものの、なぜか動揺して噛んでしまった蓮。
「やっぱり!そうなの!?きゃあっ♪可愛い子ねー!」
「違うっつてんだろ!」
だから、見事に誤った情報が、蓮のお母さんに伝わってしまった。