俺様野郎とパシリなあたし






クピっと一口飲めば、渇いていた喉が潤う。


「綺麗なお花だね」


机に置いてあった花を触りながら言うと、優悟がサイダーをむせさせた。


「げへっ…ゲホッ」


「ちょっと、大丈夫?」


急いで横にいた優悟の背中を摩る。


「……ダサ」


「ちょっと蓮!」


なのに蓮ってば、何が気に食わないのかツンとしちゃって。


目を細めながら、チューっとストローでサイダーを飲んでいた。






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