俺様野郎とパシリなあたし






「稚恵さん、フラワーアレンジメントなんだよ」


「え?」


少し時間が経って、落ち着いて来た優悟が、懲りずにサイダーを飲みながら言った。


その言葉に室内を見渡せば、綺麗にアレンジされた花がたくさん飾ってある。


どうりで、良い花の匂いがするはずだ。


「凄いなぁ…」


思わず漏れた言葉に、稚恵さんが笑って答えた。


「明菜ちゃんが花嫁になる時は、ブーケ作ってあげるわね♪」





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