俺様野郎とパシリなあたし






じわじわと後頭部が痛むけど、それよりも眠気が勝った。


頭を叩かれ、一瞬は目覚めたけど、すぐに夢へと引きずり込まれそうになった……が。


「俺の授業で堂々と居眠りとは…水沢ぁ、お前も随分と偉くなったもんだなぁ?」


どうやらあたしは、ゆっくり眠らせてもらえないらしい。


それどころか、今からあたしを待ち構えているのは、快楽なんかじゃなく、苦痛。


きっとそうだ。






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