俺様野郎とパシリなあたし
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…目が霞む。
目覚めたあたしの視界に入って来たのは、真っ白な天井。
それと共に、消毒液のあの独特なツンとした匂いが鼻をつく。
そして、それに混じり微かに香る甘い香水の匂い。
この香水の匂いは、もう何度も匂った事があった。
「明菜、起きたか」
横から声がして、首だけを傾けると、そこには蓮がいて。
…何であたし寝てたんだ?
残ったのは、一つの疑問と少しの不安。