俺様野郎とパシリなあたし
…昨日来たときもいなかった。
「あーちゃん、ちょっと冷たいけど許してね」
「え?」
考え事に浸っていたあたしに届いたのは、そんな言葉と太ももに伝わる、ひんやりとした冷たさ。
見ると優悟が湿布を貼ってくれていて、
「ほいっ完了♪」
そう言って笑った。
金色の髪が窓からの光でキラキラ輝いて見える。
べっこうあめみたい…
そう思って触ると、優悟の肩がピクリと少し揺れた。
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