俺様野郎とパシリなあたし
2.二人のオトコ
―――――――――…☆
「………で、逃げて来たの?」
腕を組み、スラリと長い脚も組むちいちゃん。
怪訝そうなその顔を目の前に、あたしはコクリと頷いた。
途端に、はぁ…と短いため息。
「あんたバカ?」
「え?」
「それ、告白だっつーの!」
ちいちゃんがあたしを指差し、呆れた様子で言った。
…まではよかった。
だけど、声が大きすぎて、見事に食堂中の視線を集めてしまってる。
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