俺様野郎とパシリなあたし
3.過去の悲劇
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それは、一年と少し前の事。
あたしが中学3年生だった時の、夏の夜。
この日、あたしの平凡だった毎日は、一瞬にして奪われた。
「明菜、早く用意しなさい!」
「分かってるってば!!」
お母さんが夕飯の準備をする中、あたしだけがお弁当を鞄に入れる。
受験と共にやってきた、反抗期真っ盛りの今。
さっきから大声で叱るお母さんに、いい加減うんざりして来る。
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3.過去の悲劇