俺様野郎とパシリなあたし





何か引っ掛かってるのかな?


「ちょっと…蓮?」


「あ?」


「これ…開けてよ?」


「俺に命令してんなよ。」


「もー!いいから早く!」


そう言って蓮の背中を押す。


しぶしぶあたしの下駄箱に手を伸ばす蓮。


その表情はとっても嫌そう。


ガチャ…。


「は?…何コイツ。」


だけど、すぐに開かないと分かったのか…。


目の色が変わり、力を入れて引っ張り出した。






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