俺様野郎とパシリなあたし





下駄箱が壊れそうで、本気で心配し始めたその時だった。


「あー!マジで、くたばっちまえコイツ!」


「ちょっ…蓮!?」


いきなり脚を振り上げて、ブンッと空気を切る音がする。


ガンッ…!


蓮が下駄箱を少し強めに蹴ったその瞬間。


バサッ!ドサッ…!


変な音と共に床に散らばった、数々の封筒達。







< 66 / 769 >

この作品をシェア

pagetop