俺様野郎とパシリなあたし






考えたくない、考えられない。


何を思い、何を感じて蓮がそう言ったのか、理解するのには暫く時間が必要だった。


「今…なんて?」


やっとの事、口を開いたあたしに、


「だから、今日から俺の女に昇格だっつただろ?」


…まるで、鉄パイプで頭を殴られたような衝撃が走る。


分からない、分からなさすぎて笑えてきそう。


きっと蓮を理解するのは、一生かかっても不可能だろう。







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