俺様野郎とパシリなあたし






そんな蓮の傍にいたのは他でもない、このあたしだ…。


パシリなんて、嫌だったら無理にでも辞められた。


本当に嫌だと言えば、蓮が強要しないって事分かってたから。


だけど蓮の傍にいたのは、いつの間にかそんな関係が心地いいと感じてしまってる、あたしがいたからだ。


別に言われたわけじゃないけれど、まだ自分の居場所に困っていたあたしが、唯一安心できる場所だと思ったのが、蓮の隣だった。


お母さんとの関係に、孤独を感じていたあたしを、パシリとしてでも必要としてくれる事が…嬉しかったんだ。






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