俺様野郎とパシリなあたし
「やだよ、例えデートじゃなくても、蓮のファンの子達に憎まれちゃいそうだし」
あたしは食器をタオルで拭きながら蓮に目線を合わせる。
だけど蓮は、そんなんじゃ納得出来ないみたいで。
「そんなの、俺だって一緒だろーが、明菜のファンに憎まれるっつーの」
自信満々で腕を組みながら言った。
そこ、自信満々で答える所か?
ツッコミたいのを抑えつつ、食器を置いて、蓮に近づいた。
メニュー