俺様野郎とパシリなあたし






「つーか、俺と出掛けたらヤバイって言うけどさ?…この状況バレた方が、もっとヤバイんじゃねえの?」


「へ…?」


この状況…?


と、言われてみると。


蓮に朝ごはん作って、食べて、それでもって今は一緒にソファーに座っていて…


あたしは蓮の部屋に居て、二人きりで―――…


ゴンッとトンカチで叩かれたような、100キロの重りを落とされたような衝撃が、頭の中で広がった。







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