俺様野郎とパシリなあたし
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「ねぇ、ところで今日は何しにきたの?」
あれから寮を出て、渋谷駅に着いたあたし達。
相変わらず若者達で、ごった返していて、人に酔いそうなくらい。
蓮は言いたくないのか、あたしの質問にはスルーで、スタスタと我が道を行く。
「まじ、ヤバくね!?超カッケーよ、あの人」
「あたし、モロタイプなんですけどぉ〜」
「あの隣にいる女、彼女!?マジで世の中、不公平だしー」