副社長には内緒☆番外編☆
さあ、そうは言ってもどうやって弘樹君を落とす?
見かけほど私は経験豊富ではない。
むしろ経験は少ないかもしれない。
莉乃の家から帰り、お風呂に入って髪を乾かしながら自分の部屋で思案する。
いつも紳士な弘樹君とどうしたら甘い雰囲気に持っていける?
この部屋に誘う?
私の部屋は1DKの特になんの変哲もないマンションだ。
客室乗務員という不規則な勤務な上に、そんなに自炊をしたりもしないので、物も少なく、生活感はあまりない。
莉乃みたいに料理が得意なら、ご飯食べに来ない?その戦法が使えるけど私には無理。
すぐにその案を断念すると、次に思いつくのは弘樹君の家に押しかけるという戦法。
もはや、戦法という言葉を使っている自分に、半ば呆れつつも考えを巡らす。
実際弘樹君の部屋には何度か行っている。
料理があまり得意ではないと言った私に、『俺は比較的得意だから俺が作るからいいよ』と美味しい料理を作ってくれる。
ダメだ……。ますます私を好きになってもらう理由が減っていく。
見かけほど私は経験豊富ではない。
むしろ経験は少ないかもしれない。
莉乃の家から帰り、お風呂に入って髪を乾かしながら自分の部屋で思案する。
いつも紳士な弘樹君とどうしたら甘い雰囲気に持っていける?
この部屋に誘う?
私の部屋は1DKの特になんの変哲もないマンションだ。
客室乗務員という不規則な勤務な上に、そんなに自炊をしたりもしないので、物も少なく、生活感はあまりない。
莉乃みたいに料理が得意なら、ご飯食べに来ない?その戦法が使えるけど私には無理。
すぐにその案を断念すると、次に思いつくのは弘樹君の家に押しかけるという戦法。
もはや、戦法という言葉を使っている自分に、半ば呆れつつも考えを巡らす。
実際弘樹君の部屋には何度か行っている。
料理があまり得意ではないと言った私に、『俺は比較的得意だから俺が作るからいいよ』と美味しい料理を作ってくれる。
ダメだ……。ますます私を好きになってもらう理由が減っていく。