ケーキ屋の彼
「ところで柑菜さんは、どんなプレゼント買うつもり?」
「うーん、今年は男の人もいるから男女兼用で使えるものを考えてるんだけど……」
なかなか思い浮かばない柑菜。
もういっそのこと、ネタになるプレゼントを買おうかとも考えたけれど、やっぱりちゃんとしたものを買いたいと思い直す。
「僕も迷ってるんだ、プレゼントって難しいよね」
「うん」
2人は、しばらくの間この暖かい店内で時間を過ごした。
「じゃあ、また明日」
「うん、明日楽しみに待ってるね」
それぞれプレゼントを買い終わった2人。
外はもう暗くなっており、2人は明日の準備もあるということで帰宅をすることに決めた。