ケーキ屋の彼
その後2人は恋人として、クリスマスを楽しんだ。
フランス料理を食べた後は、有名なイルミネーションを見たり、スケートを楽しんだりと2人にとって最高のクリスマスを過ごしたのであった。
「柑菜さん、来年の秋から僕はフランスに行ってしまうけれど、必ず成長して帰ってくるよ」
「はい、私も秋斗さんと同じくらい成長して待ってます」
2人は、クリスマスツリーの元で約束をしあった。
その瞬間、まるでタイミングを合わせたかのように白くふわふわした雪が空から舞い降りてきたのだった。