夢を追え!!
「彰矢、わりぃな。また明日」
「え、あぁ…うん。また明日?」
「「まてまてまて!!」」
2人分の制止に加えて再び確保される。
つーかルカ、クールになるんじゃなかったのかよ…。
「お前、ゆきの友だち?」
「はい!」
「そっちの奴らは?」
「サッカー部の先輩」
「え、月掛の?」
怜斗の言葉に頷くと、2人からおぉと感嘆の声が上がる。
あ、興味持った。
「お前ら、来るか?」
「え?どこにですか?」
「俺たちの店。言い換えれば、雪兎の家」
ルカの言葉に彰矢はきょとんとしたが、次の瞬間目を輝かせる。
「行きます!雪兎、行っていいか?」
「聞く前に行くって言ってるだろ。…先輩たちは、来ます?うち」
先輩たちは顔を見合わせる。
答えが出るのに10秒とかからなかった。