夢を追え!!

「お前そんな知り合いいたか?」

「勉強教えてる時にちょっとな…ってひどくね?」

遠回しに友達居ないだろと言われた気分になる。

滝原を睨み付けつつも、確かにテスト週間前まで滝原、くま、愛華以外とまともに会話すらしていなかったことを思い出して顔をしかめる。

腫れ物扱いだったもんなぁ。最近はなんか話しかけてくる奴増えたけど…。

って今はとりあえずどうでもいいか。

「クラスに岩田っているだろ。あいつ小学生の時からやってたんだと」

「岩田?あいつ見学も来てなかったぞ」

「高校では違うのやろうと思ってたんだと。なんだかんだで合わなかったらしい」

「今から連絡取れるか?」

「教室にいると思いますよ。多分」

あいつ無駄に学校にいるし…。
< 159 / 383 >

この作品をシェア

pagetop