夢を追え!!
でも、なんでかな。思うようにいかない。
先輩たちが浮かべた表情は、嫌悪、呆れといった負の感情だ。
「何でしゃばってんだよ。めんどくせぇ、やめろやめろそんなこと」
「…大会には出られないと?」
「あぁ、そうだよ。俺たちは出ねぇ。残念だったな。諦めろ」
先輩たちの拒絶に、不思議とショックは受けなかった。
いや、薄々わかってた。この人たちは、本気で部活に打ち込むようなタイプじゃない。
だから、先輩たちが戻ってこなかった想定をあらかじめ考えていたんだ。