夢を追え!!
過ぎたことは仕方ない。
頭を振って切り替える。審判たちがグランドに入ってくるのを見て、集合をかける。
あっという間に集まってきた選手たちに、笑顔を向けた。
「正式な公式戦です。1戦でも多く勝ち進み、楽しんでください!」
「「「「はい!!!(おう!!)」」」」
ホイッスルの音が鳴り響き、集合がかかる。
選手たちがセンターラインに沿って並び、相手選手と向かい合う。
「これより、夜陰高校と、月掛高校の試合を始めます。礼!!」
「よろしくお願いします!!!」
観客とマネージャー、監督たちから拍手が上がる。キャプテンを残してそれぞれのポジションにつく。
コイントスで決まった、先攻はこちらだ。
選手たちを見渡した審判が、試合開始のホイッスルを鳴り響かせた。