夢を追え!!

「直矢たちが連れてこなかったわけだ」

そのままズルズルと座り込んで、何度も深呼吸する。

タイムリミット…本当に短くなってるのかも。

約束、したのにな…。

「あれ、監督1人?」

「彰矢たちと一緒じゃなかったのか?」

いつの間にか、目の前にいた萊先輩と響先輩。小月先輩もいた。

ここの穴場、結構知れ渡ってるんじゃないか…?

「かき氷買いに行くって、オレはお留守番です」

「監督1人で?1人くらい残ってやればいいのに」

「…荻原、顔色悪くねぇか?」

「人酔いしました。大分落ち着いた方ですけど」

響先輩、結構鋭いんだよなぁ。

さり気なく両側を先輩に固められ、彰矢たちが戻ってくるのを待つ。
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