君と、私の365日
「頼くんが暴走族なんて、知らなかった。」


「凛ちゃんが、怖がると思って言えなかったんだよ。大丈夫、みんな優しいからって‥‥なんで見て‥」


見渡すと、みんなからの視線。


「頼くん、ちょっといいかな?こちらへ」


春が手招きして、奥の総長室に連れ込む。


その瞳の奥は笑ってない。


「なっ‥‥なんすか。ちょっと新一さん助けてください。」



総長室に、連れてかれる頼を不安げにみる凛。
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