君と、私の365日
「ちょっと、いきなりやめてください。私、帰ります」


踵を返そうとする私の手を壁に押し付ける客。


「いやぁ‼何するの?

やめてよぉ」



暴れても男の力には勝てなくて、抑え混まれてしまう。


「いや‥どうして、こんな。」



男の顔が近づき、耳たぶを甘噛みする。


「やぁ‥!!「羅夢ちゃん、可愛い。秘密にするから、いいよね?」


いやだ。



どうして、こんなことに。


客の吐息が、耳にかかる。


客の手が、あたしの胸を触る。



い‥‥‥や‥‥‥‥。




ーーーーーーーガシッ。



「何してんの?」



一筋の光ーーーー


銀髪の男の手が、客の手を払い落とす。


開放されるあたしの身体。


差し伸べる優しい手。



君と出会った。。
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