君と、私の365日
*聖竜の総長*
「聖也さん、ありがとうございます」ニコリ、と笑う凛。
「凛‥‥」
「総長、ありがとうございます!俺、ここ出ます」
頼が、突然そんなことをいう。
ここを出るーー?
いきなり、何を。
「いや、部屋なら別に用意させるからここにいろ」
俺の言葉を無視し、頼は立ち上がるとおもむろに、凛の手を引く。
引き寄せ、抱き締める。
視線の先には、冷たい顔で俺を威嚇する頼だった。
「凛‥‥」
「総長、ありがとうございます!俺、ここ出ます」
頼が、突然そんなことをいう。
ここを出るーー?
いきなり、何を。
「いや、部屋なら別に用意させるからここにいろ」
俺の言葉を無視し、頼は立ち上がるとおもむろに、凛の手を引く。
引き寄せ、抱き締める。
視線の先には、冷たい顔で俺を威嚇する頼だった。